看護師の転職について教えます

看護師の多くが転職を考える理由

転職を考える看護師看護師の多くが転職を考えている、あるいは考えたことがあると言います。
これはなぜでしょうか。
看護師が転職を考えやすい理由として主に二つの側面があるように思われます。
一つは職場の労働環境があまり良くないことが多いということ、もう一つは売り手市場であるため、転職先に困らないということです。

看護師の勤務形態は入院病棟がある病院などの場合は、2交代、あるいは3交代となっています。
病院は24時間休むことなく稼働していますので、それに合わせて常に看護師が働いていなければなりません。
若いときは夜勤ができても、年齢と共にだんだんきつくなってきます。
元々の仕事が肉体労働に近いハードさがある上に、不規則な生活が体力だけでなく、気力を奪いかねません。

また、命を預かる仕事なので、常に緊張状態を強いられます。
思わぬ事故が起こったり、患者さんの様態が急変したりすると、長く働いていても慣れるということはありません。
このように肉体的にハードで、かつ精神的にも緊張状態を強いられた場合、せめてその大変な分に見合った給料を支給されてしかるべきですが、多くの病院が経営難に陥っているために、満足のいかない給料に甘んじている看護師も少なくないようです。

さらに、女性の割合が多い職場ということもあってか、人間関係のストレスが理由で辞めたり、転職したりしていく人も少なくありません。
人間関係の問題は様々な企業にもあることですが、特に看護師にはその傾向が強いようでした。
また、基本的には同じ仕事を交替で行っているわけですが、能力には個人差がかなり現れます。
そのため自信を無くして辞めていくケースもあるようです。

このような状況の中で、7割以上の病院が看護師不足の状態にあると言われているので、今よりも好条件で転職先を見つけることも難しいことではありません。
そのため少しでも給料が高いところや休日が多いところ、福利厚生が充実しているところなどを選んで転職する人の後が絶えません。

病院は意外とブラック経営が多い?

ブラック企業が社会的な問題になっています。
小さな会社から大企業まで、ブラック企業が蔓延しているのは、会社のためならサービス残業も当たり前という日本の風土が背景にあると思われます。
しかし、これまで当たり前と思っていたサービス残業などは、決して当たり前ではなかったのだと考えるように変わってきています。

そのため経営者は残業に対しては正当な賃金を支払わなければならないし、仮に正当な残業代を支払ったとしても、残業が週40時間を超えるような場合は、ブラックと呼ばれても仕方がないと考えられるようになってきています。
精神的、肉体的な限界を超えてしまうラインが週40時間の残業というわけです。

病院で働く看護師はどうでしょうか。
実は、かなりブラックに近い労働環境が強いられているのが多くの病院の現状のようです。
たとえば、夜勤で一晩中働いて、その仕事が終わろうとしていた時に、受け持ちの患者さんの容体が急変したりすると、帰るに帰れなくなってしまいます。
気が付けば、昼過ぎまで働いていたという場合も少なくないようです。
このような状況が月に何日も続けば、やはり体が参ってしまうことでしょう。

もちろん、外来のように夜勤がない病院もあります。
夜勤をする体力がない人は、外来専門で働いているというケースも多いようです。
ただ、夜勤をしないと手当が付かないので、給料は大幅にダウンすることになります。
看護師の基本給は、これほどハードな仕事が要求されているのに、決して高いとは言えません。
夜勤手当や残業代を加算することでようやくなんとか生活できるというレベルです。
独身の場合は十分かもしれませんが、家族を養わなければならない立場にあるとすれば、やはりかなり厳しい状況になってしまうことが多いようです。